たったひとつの花に魅せられて独立開業したアロマセラピストの話

「やりたいことを仕事にする」っていうフレーズは今でこそよく聞くようになりましたが、一昔前はそんなことを実践しようとする人は少なかっただろうし、社会的にも難しかったと思います。

 

それでも、そんな時代にも自分でやりたいことを見つけて行動を起こした人も少なからずいるわけです。

 

そこで、今回は今よりも格段に起業のハードルが高かった時代に自分でアロマサロンを開業したharuさんにお話を伺ってきました。

 

haru(佐久間晴美)
自宅の一室を使ってアロマサロンを運営するアロマセラピスト。トータルヒーリングサロン月桃(サンニン)では、出張トリートメントなどの施術サービスを提供している。

 

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「初めてやりたいことができた」アロマセラピーとの出会いと惹かれた理由

 

 ー アロマセラピーを始めたきっかけはなんだったんでしょうか?

 

もともと香水とか“香り”というもの自体が好きだったんですよ。

香りを使ってキブンの切り替えとかをずっとしてたっていう経験があって。

 

もうアロマをやり始めてから20年弱くらいになるんですけど……

当時、初めて表参道にアロマのお店がオープンするっていうのをテレビでやっていたんです。

 

たまたまそのときそのお店の近くで働いていたので、風邪で鼻が詰まっててほとんど臭いとかしない状態だったのに試しに行ってみたんです。

 

そしたら、そこのお姉さんが「風邪引いてるんだったらこれがいいですよ」って言って、ボールにエッセンシャルオイルを2,3滴垂らしてくれたんですね。

「鼻から呼吸してみてください」って言うから吸ってみたら、詰まっていたはずの鼻がすっごい通ったんですよ。

 

それで「面白いな」って感動して、アロマの勉強してみようかなって思ったのが、精油との出会いですね。

 

 ー 勉強というのは何か学校のような場所に通ったんですか?

 

今って結構アロマの協会とか色々あるんですけど、その頃は少なかったんです。

2、3箇所くらいしかなかったと思うんですけど、私は渋谷のアロマのスクールに通って勉強してましたね。

 

最初はメインで精油の勉強してたんですけど、もうひとつ上の上級コースにマッサージの講座があったんです。

それで「そっちも受けてみよう」と思って受けてみたんですね。

 

そしたら、そのときに「人の手のぬくもりってこんなにあったかいんだなー」って感じて、「これを人に伝えていきたい」って思ったんです。

そこで初めてやりたいことができたんですよね。

 

 ー アロマとマッサージとの出会いがやりたいことを見つけるきっかけになったわけですね。

 

それから色んなアロマサロンに面接に行って、バイトみたいな感じで転々としてました。

そして転々としていくと、そのサロンがエステ寄りだったり、治療院寄りだったりするんですよ。

 

どうやら私は治療院寄りの方が好きなんだなって思って、アロマ全体よりもマッサージの方が好きなんだなって気付いたんです。

それからは、アロマというよりはマッサージの方にのめり込んでいきました。

 

「このままでいいのかな」アロマサロンを開業した経緯とは

 

 ー アロマサロンを転々とする中で、どうして自分で開業しようと思ったんですか?

 

転々としていったときに、ふと「このままでいいのかな」って思ったんですよね。

そんなときに、うちのサロンの名前にもなってる『月桃』っていう花のことを知ったんです。

 

なんだかすごく興味があって惹かれて、そのオイルがどうやら沖縄にあるらしいっていうことを知ってから、働いていたサロンを辞めてそのまま沖縄に行っちゃったの(笑)

 

 ー えぇ!? 随分急に思い立ったんですね(汗)

 

全然ビジネスの勉強とかもしてない状態だったのに、「自宅兼用で沖縄でアロマサロンをやってみよう」と思って行っちゃったんです(笑)

一回くらいは自分でやってみるのも良いかなって。

 

今考えればもっと慎重になればよかったんだけど、その頃は、「いま行かなかったら一生このままでしょ」みたいな感じで自分を追い込んでました。

 

「行くか辞めるか」みたいにすごく追い込んで、それで決心したって感じです。

無謀っちゃ無謀ですよね(笑)

 

 ー すごいですね! それで開業したサロンで生計を立てていたと?

 

5年間はサロンの収入だけで不自由なくやりくりできてましたね。

 

元々働いていたサロンのときから出張トリートメント(マッサージ)自体はやっていたんですよ。

そのときのサロンでお客さんに「来てくれないの?」みたいに言われたことがあったので。

 

だから同じ感覚で沖縄でもすぐに開業の準備をして、ホームページで宣伝して集客してました。

 

 ー 5年間運営して東京に帰ろうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか?

 

やっぱり売上が最後のほう全然回ってこなくなってですね。

そのときにお金がなければないなりの生活はできるけど、「それでいいのかな」って思ったんです。

 

それなら「一度リセットして、東京帰った方がよくない?」と思って帰ってきました。

 

今でこそあの頃の自分に「よくやった」と言ってあげられるけど、当時の私は失敗したと思って帰ってきた感じでしたね。

 

「触れ合う文化ってすごいし大事」触るコミュニケーションを伝える今後の活動

 

 ー 東京に帰ってからもサロンは運営されているんですよね?

 

東京に戻ってきてからも、同じように自宅兼用でサロンをやってますね。

 

でも、沖縄にいたときってお客さんがほとんど観光に来てた人だったんだけど、それと同じことを東京でやっても求めてるものが違うじゃないですか。

 

それで自分の中でどういう風にしていけば良いか分からなくなってきちゃってる部分があって……

 

今は保険レディやりながら、出張マッサージをしたりしてます。

それでも、マッサージするのはすごい好きだし楽しいので、どういう形になってもこれはやめることはないと思いますね。

 

 ー いいですね! 今後新たにやってみようと思っていることはありますか?

 

最初は「自分の仕事はオンラインにできない」と思ってたんですけど、“触る”っていうことを除けばオンラインでもできるんじゃないかなって気持ちが変わってきたんです。

だからオンラインで何かビジネスできないかなと思ってますね。

 

自分の身体がいつ壊れるかもわからないから……

 

自分が寝てるときとか病気になって入院してるときでも、お金が入ってくるシステムを作っておかないと、これからは生き延びれないなと思って(笑)

 

 ー たしかに、今の時代はそうですよね。

 

過去の経験から教えてあげられることって結構あると思うんです。

動画を使えば技術も教えてあげられるし……まだ漠然としてるんですけどね。

 

単純に施術をして稼ぐってなると、1対1だしベッドの回転率にも限界があるから、稼げる限度ってものがあるじゃないですか。

どう考えても1時間何十万円とかは取れないですからね。

 

だからデジタル化っていうかオンライン化を考えないとなって思ってます。

 

 ー では、今後はオンラインを活用して活動していきたいと。活動の中で伝えたい想いはなにかありますか?

 

手ってすごい不思議な力があるし、触るコミュニケーションってすごいって思っているんです。

 

すぐキレちゃったりする日本の子供が多いのって、やっぱり幼少期にハグが足りなかったりとかが関係しているって言われてるんですよ。

 

日本人って歳を重ねていくと人と触れ合う機会が減っていっちゃったりとかするので。

外国に比べると、おじいちゃんとおばあちゃんが手をつないでるのってあんまり見ないですよね。

 

日本には触れ合う文化があまりないから、「触れ合う文化ってすごいし大事なんだよ」って伝えていきたいです。

そこがたぶん最終的に私が一番伝えたいしやりたいことなのかなって思ってますね。

 

インタビューを終えて

起業やビジネスの知識がないまま行動を起こして成功している人って結構多かったりします。

haruさんの行動力は見習うべき点が多いですよね。

 

今回のインタビューで、準備して準備して行動しない人よりも、準備しなかったとしても自分がやりたいと思ったことを行動に移すことの重要性について、再認識できました。

 

haruさんの触れ合う文化を広めたいという想いが形になっていくのが楽しみですね。

 

けっこうなゴッドハンドだとおっしゃっていたので、僕も一度施術してもらいたいなーとか思いました。

 

haruさんのゴッドハンドが気になる方はぜひ月桃(サンニン)をチェックしてみてください。

 


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