双極性障害持ちのプロブロガーが語るストレスと戦うための最強の武器とは

あなたは心にストレスを溜め込み過ぎていませんか?

 

最近の日本では、過酷な労働などの理由から『うつ病』などの”精神疾患”をわずらう人が増えつづけています。

 

そこで、今回は『双極性障害』という精神疾患をわずらいながらも、ブロガーとして情報発信を続けるほっしーさん(@hossy_fe_ap)にお話を伺いました。

 

ほっしー
プロブロガー。エンジニアとしての過酷な労働生活中に双極性障害を患い休職。休職中に始めたブログで生計を立てられるレベルの収入を得ることに成功する。ブログ「双極性男子のあたまのなか」では、自身の経験を活かし、精神疾患者に知識や考え方という面から背中を押す情報発信を行っている。

 

Sponsored Link

「混ざると『オレ死ねるぜ!!』みたいな感じ」経験者が語る双極性障害の危険性とは

 ー 双極性障害になったきっかけはなんだったんでしょうか?

 

元々プログラマーとして残業が100時間以上あるようなブラックな企業で働いていたのがきっかけですね。

めちゃくちゃ忙しいところだったので、家に帰って0時回ってなかったら、「お、今日は早いな」みたいな生活でした(笑)

 

 ー 残業100時間ですか(汗)双極性障害だと診断されたときはどう思いましたか?

 

文字が読めないとか、眠れないとかいう症状があったので、病院に連れて行かれて診断名聞いたときは「まぁ……でしょうね」という印象でしたね。

 

 ー 目に見えた症状が出ていたわけですね。今も症状はあるんですか?

 

症状はいま全然出てなくて普通なんですけど、なにかの数値が下がったとか、元に戻ったとか、そういうものじゃないので、「治った!」という判断はできないんですよ。

 

精神疾患って血液検査とかで分かるものではないので、精神科で診断受けて「うーん……たぶんうつ病だね!」みたいな感じで、医師の主観で判断される部分が大きいんですよね。

 

僕が10人に「こう言っとけばうつ病って診断されるよ」っていう指導をしたら、その10人が確実にうつ病って診断されるようにできると思います(笑)

 

 ー なるほど……精神疾患っていうのは科学的な証明がしづらいものなんですね。

 

1999年くらいからかなりうつ病の人が増えてるんですけど、増えた原因っていうのが「診断の範囲が広がったから」なんですよ。

今はけっこう軽めの症状でも医師が「うつ病です」って言っちゃうみたいですね。

 

 ー けっこう簡単にうつ病って言われちゃうものなんですね……ところで、ほっしーさんの双極性障害というのはどのようなものなんですか?

 

普通のうつ病の状態は分かりますよね?

双極性障害っていうのは、名前の通り、ズーンって沈んでいるときもあれば、バーって普通以上に元気な状態になることもあるんですよ。

 

その普通以上に元気な状態っていうのが危なくて、全能感に満ちて先々のことを考えられなくなるんですよ。

たとえば、なんの根拠もないのに、FXで100倍のレバレッジかけても「俺。勝てるんじゃないかな?」みたいな。

 

結構そういう状態になると、借金を抱えちゃう人が多いみたいです。

だから躁状態になると入院させられることが多かったりとかするんですよ。

 

そして、双極性障害はうつ病と比べても、7倍くらい自殺率が高いらしいです。

 

 ー うつ病と比較しても圧倒的に危険な状態だということですね。

 

なんかね、躁(そう)とうつ(うつ)が混ざるんですよ。
※躁とは:気分が異常に高揚し、支離滅裂な言動を発したりする状態のこと

うつ病のうつ状態っていうのは、死にたいって思っても動けないんですけど、混ざると「オレ死ねるぜ!!」みたいな感じ(笑)

 

 ー そ、それはたしかに危険な状態ですね(汗)

 

「同じ経験している人たちに武器を配りたい」現実逃避を乗り越えて始めたブログで発信する想いとは

 ー 双極性障害になってからは、すぐに退職されたんですか?

 

休職を1年したあとに退職しました。

そこから1年間くらいは給料の3分の2くらい貰える傷病手当金っていうのが会社から出てたので、それで食いつないでた感じですね。

 

 ー 障害手当金って結構出るんですね(驚)その間は何をやってたんですか?

 

1年間くらいは、とにかくなんもしたくないし、現実をみたくなかったので、ずっとソシャゲしたりアニメみたりマンガみたりしてましたね。

 

1年くらい経ったあとに、なんだか急に人と絡みたくなってきたんですよ。

それでTwitterで人と絡んでたら、「ブログの市場結構空いてるな」って気付いて、ブログを始めたって感じです。

 

 ー Twitterでのやりとりがブログを始めるきっかけになったわけですね。

 

そうですね。

「精神疾患」って検索すると、まずは精神科医とかガチめの情報が出てくるんです。

そしてそれを省くと、次にうつ病の人たちの個人ブログとかが出てくるんですけど……

「死にたい」「この世の中クソだ」みたいなヘイトまみれの内容のものばかりで、同じ経験者の目線から勇気付けてくれるみたいなブログがなかったんですよ。

 

元々アフィリエイトの存在も知ってたし、トレンドアフィリをやっていた経験もあったんですけど、なんか疲れちゃって……

ちょうどロングテールで狙えるジャンルを探してたので、やってみようかなと思ったのがきっかけですね。

 

 ー なるほど。退職からブログ収益を得るまでの間はどうやって食いつないだんですか?

 

エンジニアとして残業しまくってたし、使う暇もなかったので、傷病手当金も出ていたので、ある程度の蓄えはあったんですよ。

 

でも、職場に戻るか新しい仕事探すかみたいなことしか頭になかったんですけど、ちょうど貯金が底をつくくらいのときに、ブログの収益が10万円くらいに乗ってきたんです。

だから、バイトとかクラウドソーシングで食いつないだっていう経験はないんですよ。

ギリギリでしたけどね(笑)

 

 ー す、すごいですね(驚)転職成功って感じじゃないですか! じゃあブログは最初から収益目的で運営してたんですか?

 

トレンドアフィリエイトの経験があったから、マネタイズの方法はアドセンスしか知らなかったんです。

100万PVくらいないと暮らせるほどは稼げないっていうのは知ってたんで、最初からブログだけでやっていこうという意識はなかったですね。

 

最初は発信すること自体が純粋に楽しかったから書いてただけです。

1日5記事とか書いてたし(笑)

 

 ー 1日5記事!? 見習わせていただきます……。その頃のブログではどのようなことを発信していたんですか?

 

うつ病になってから、いろいろ自分なりに治療とかやってきたわけじゃないですか。

その中でも、自分にとって一番良かった方法っていうのが「色々な知識を付けること」だったんですよ。

 

単純に運動するとか食事療法するとかじゃなくて、心理学の本読んだりとか哲学の本読んで、色んな考え方、生き方を知るとか。

 

そういうのをたくさん仕入れておくと、ストレスを受けたときに「この方法がダメだったら、この方法を試してみよう」みたいな武器になるんですよ。

 

その武器を同じ経験している人たちに配りたいみたいな感覚だったと思います。

その感覚は今も変わってないし、その感覚がモチベーションにもなるんです。

ネタも尽きないですしね。

 

 ー その頃から自分の精神疾患の経験を活かした情報発信をしていたわけですね。

 

なんか稼ぐための記事を書くのって、やっぱり難しいんですよ。

セールスライティングとか得意じゃないし(笑)

 

僕にとっては、もう精神疾患について役に立つことを書くのが、他の人でいうところの”雑記”みたいな感じなんです。

 

「精神疾患の人の働き口を作りたい」ブログで稼ぐ双極性男子の今後の課題とは

 ー ブログ以外の活動で今後注力しようと思っていることは何かありますか?

 

そうですね、2つほどあります。

ひとつは、いまメールカウンセリングをやってるんですけど、資格がないと受けたくないっていう人が多いんですよ。

だから、ちょっと簡単に取れる資格取っとこうかなって思ってます。

 

もうひとつは、精神疾患の人の働き口を作りたいなって思ってて……

 

簡単なアイデアとしては、ランサーズとかクラウドワークスの精神疾患専用バージョンみたいな……のがあったら面白いなとは思うんですけど、企業がねぇ……仕事依頼してくるとは思えないんですよねー(笑)

 

一応そういう考えはありますけど、実現できるかどうかは……

 

ー それすごく良いと思います! でもたしかに課題点は多そうですよね……

 

まぁ僕がやるっていうよりは、誰かがやって、それを後方でサポートするっていうのでもいいかなとは思ってますけどね。

僕のメディアとしてのパワーが結構あるから、そっちのほうが簡単に活躍はできるかなとは思うんで。

 

『自助会』っていう「精神疾患者同士で交流しましょう」みたいな活動をしている人もいるんですけど、僕はそういうのには反対派なんですよね。

やっぱり精神疾患者同士が集まると、結構ズブズブいっちゃうところがあって……

 

 ー あぁー……なるほど……(汗)

 

それよりは一人で稼ぐ力をつけたほうがいいと思うんですよね。

50人以上の会社の場合のみですけど、障害者雇用っていう会社で何パーセントかは障害者を雇わないといけないみたいな制度があるんですよ。

 

身体障害者とか知的障害者の方だったら採用されるとは思うんですけど、精神はちょっとねぇ……

まず8時間働くっていうのが無理ですからね。

 

だから結局「フリーランスしかなくね?」っていうのが僕の結論ですね。

 

僕は、うつ病って診断される前から、いずれはプログラマーっていう形でフリーランスになりたいと思ってたんです。

とにかくなんか組織で働くのがイヤだったんですよ、わがままなんで(笑)

ずっと「ちょっと合わないな」って思ってました。

 

だから、働ける人は会社に勤めるのも全然良いとは思うんですけど、個人的な経験から考えると「組織で働くとか無理じゃね?」って感じなんですよね(笑)

 

いま僕にできることといえば、僕が発信しながら稼いでる姿を見せて「もしかしたらうつ病の自分でもできるんじゃないかな」って思ってもらうしかないかなって思って活動してます。

 

インタビューを終えて

どんなに強靭な精神力や忍耐力があったとしても、その限界は必ずどこかにあります。

特に”お金”の稼ぎ方の知識に乏しい僕たち日本人は、生活の大半を”仕事”に奪われている人が多い。

 

哲学者ソクラテスは「食べるために生きてはならない」と言いました。

だからこそ、ほっしーさんの言うように現代の日本を生き抜くために必要な知識を付けることが豊かな人生を歩むための近道になるのかもしれません。

 

自分の心が壊れてしまわないように、様々な面から精神の管理やケアを忘れないようにしておきたいところですね。

もし不安なら、そのために必要な知識をぜひあなたもほっしーさんから受け取ってみてはいかがでしょうか?

 


Sponsored Link