世の中は思った以上におもしろい!全国を巡るフリーライターが語る知的好奇心の重要性

どうも、アオ(@sh0g0_a0ki)です。

あなたは今、何かに関心を持っていますか?

 

僕たち人間は、様々なものに興味を持って、それを追求することで成長していきます。

赤ちゃんが良い例ですよね。

 

赤ちゃんは、多くのものに関心を示し、触ってみたり口に入れてみたりと実験を繰り返して、成長していきます。

誰に言われるわけでもなく、足で立ち上がり、手で道具を使うことを覚えていく。

 

これは好奇心あってのものです。

でも僕たちは歳を重ねるごとに、その好奇心を失っていってしまう。

 

さとり世代なんて呼ばれる若者たちが出てきてしまうような時代ですからね。

 

そこで、今回は人並みはずれた好奇心を持つフリーライターの丹治さん(@chinobouken1)にお話を伺いました。

丹治俊樹
全国900以上のスポットを巡るフリーライター。早稲田大学を卒業後、2017年11月にシステムエンジニアからフリーライターへと本格的に転身し、情報発信に注力している。ライター業とあわせてブログ「知の冒険」を運営し、読者の視野を広げるような各スポットの魅力的な情報が詰まった記事を執筆している。

 

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テレビのニュースで流れる報道は自分に無関係なことではない

 

 ー 今までどのくらいのスポットを巡ってきたんですか?

 

900は超えてると思いますね。

もう少しで1000かな……?

 

 ー えぇ!? す、すごいですね! それだけの数のスポットを巡ろうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか?

 

結論から言いますと、3.11(東日本大震災)が一番大きなきっかけです。

 

というのも、僕はもともと物事に関心を持つタイプではなかったんですよ。

正直、ニュースで色んな事件が報道されていても、自分の人生にあんまり影響がないことばかりじゃないですか。

 

僕は87年生まれなので、生まれてからの大きな事件といえば阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件とかがあるんですが……

 

その頃って僕はまだ小学校1、2年生くらいだったので、よくわかってなかったんですよね。

 

だから、「なんかテレビの向こうで色々やってるけど、自分には関係ないな」っていう感じであんまり興味を持ってなかったんです。

 

 ー (笑)それが3.11によって大きく変わったということですか?

 

そうなんです。

僕は大学時代スキーサークルに入っていたので、3.11のときは『オール早稲田』っていうスキーの大会中で群馬のスキー場にいたんですよ。

 

地震が発生したとき、僕のいたところはほとんど揺れなかったんですが、宿に帰ったら津波とかの映像が流れていて「なんかすげぇことが起こってる」っていうことを知りました。

 

『オール早稲田』は次の日の3.12が大会の最終日で一番盛り上がる日なんですよ。

その日に同期が来る予定だったんですけど、震災で行けないってことになってしまって……

 

僕は4年生で大会には応援だけ行ってたので、わりと暇だったんです。

 

だから、「夜中の間に群馬から東京に戻って、迎えに行って連れてくれば明け方に間に合うかもしれないから、東京に帰るわ」ってことで車を走らせたんですよ。

 

 ー 震災直後に群馬から東京へ? すごい行動力ですね(汗)

 

そのときは、どこの高速道路も通行止め状態だったんですけど、たまたま関越道だけ通行止めが解除されていて、群馬から戻ったんですけど……

 

その最中のガソリンスタンドで「あんま入れないでください」みたいな自主規制がかかってたんですよね。

練馬のインター降りた瞬間からすごい渋滞に巻き込まれたりもしました。

 

そのとき、テレビの中のニュースでやっていたことが、初めて自分にかかわってきたっていうことに衝撃を受けたんですよ。

 

その大会が終わったあともどこのガソリンスタンドも埋まってて給油車を待っている状態だったりとか。

家帰って次の日のバイトでもパンの配送が間に合わないとか。

計画停電でレジの懐中電灯つけながら仕事したりとか。

 

 ー 自分の生活だけじゃなく、仕事にも影響が出たわけですね?

 

はい。それから「今まで世の中について知らなすぎたな」って思い始めたんですよ。

それで、まずは震災のことを調べ始めたんです。

 

でも調べても、そのことの背景がわからないんですよね。

今までの世の中に関心がなかったから。

 

たとえば、東日本大震災のときにテレビのコメンテーターが「阪神淡路大震災のときは……」とか言うわけですよ。

 

でも「阪神淡路大震災のこと全然知らないし」ってなってしまったりとか。

そうなってくると、過去のことも色々知っておかないといけないわけじゃないですか。

 

そういう感じで、芋づる式にどんどんどんどん世の中のことに興味を持って調べるようになりました。

それで3.11が「あ、こんな世界があるんだ」っていうことを知るきっかけになったんです。

 

人間の作ったものにはそれぞれ歴史や物語がある

 

 ー 3.11によっていろいろなものに興味を持つようになってから、スポット巡りを始めたんですか?

 

そうですね。

大学院から社会人1年目くらいまで、ちょこちょこ全然メジャーじゃない珍スポットみたいなとこを探して行ってました。

 

なんか有名なものってあんまり興味が湧かなくて、なんか「みんながこっち見るなら俺はあっち見る」みたいなタイプなんですよ(笑)

 

 ー なるほど(笑)ブログを始めたのもその頃でしょうか?

 

はい。そういうスポットを巡ってるうちに、「どうせならなんか残したいな」って思ったんですよ。

ただ行って戻ってくるだけじゃ自己満足で終わっちゃうので。

 

だから最初は珍スポット巡りの記録を残しておこう程度の気持ちでブログを始めました。

 

そこから、あんまり知られてないところを自分が探しに行って発信しようという想いに変わっていった感じですね。

 

 ー 最初はどのような場所を巡っていたんですか?

 

青木さんのいる北海道でいうと青いカレーの『クリシュナ』みたいな変わった食べ物屋さんとか、個人がやってる変な博物館とかですね。

 

▼クリシュナの青いカレー

引用元:北海道の名店「クリシュナ」で、オホーツク流氷カリーを食す | 知の冒険

 

最初はそういうへんてこりんなスポットを巡って、写真パシャパシャ撮って、ちょっとうんちく調べて載っけるだけみたいな感じでした。

 

でもプロジェクトXっていう番組を見てから、視野が広がったんです。

 

 いわゆる世の中で名が知れ渡る人って、上の方の人ばっかりなんですよね。

だから現場の人ってなかなか光が当たらない。

 

プロジェクトXでは、そういう現場の人たちがどういう苦労を経て、いろんなインフラを作っていったのかが紹介されているんです。

 

あれを見てから「何気なく使ってるものにも調べるといろいろな物語があるんだろうな」って思うようになったんですよ。

 

そういう観点で見るようになってから、珍スポット以外の場所にもスポット巡り幅が広がっていきました。

 

 ー プロジェクトXという番組が視野を広げてくれたということですね。

 

例えば、トンネルとかビルとかダムとか、そういうみんなが何気なく使ってるものでも、人間が作ったものだから、それぞれに物語があるんですよ。

 

風俗街とかを見つけたら、なんでここに風俗街があって、どういう人達がいるのか、どういう女性が働いてるのか、どういった歴史があるのかとか。

 

そういうことが自然と全部気になるようになってきちゃったんですよ。

 

 それから、日本中のスポットを巡って色々な場所のことを発信してみようと思ったんです。

 

今ここにあるものは先人たちの積み重ねてきたものの功績

 

 ー 珍スポット巡りの記録から始まったブログですが、現在はどのような想いで情報発信をしていますか?

 

自分の売っているものを買って欲しいかな。

 

 ー えぇ!?(笑)

 

っていうのはウソで(笑)

 

 ー ですよね(笑)

 

中学校の授業でアフリカの貧しい地域のビデオとかを見せられて、「日本は豊かでアフリカは貧しいです。だから日本はいかに恵まれているかを認識しなければいけません」みたいなことを言われても実感湧かないじゃないですか。

 

でも実際、日本は戦争で敗戦したときってなんもなかったわけで……

そこから先人たちが色んな知恵を絞っていろんな努力をしたっていう積み重ねで今があるんです。

 

そういうふうに考えると、いまの世の中の状況がいかにすごいものであるのかということを実感できるんじゃないかなって思うんです。

 

そういうことをいろんな人に知って欲しいっていう想いで発信してます。

 

 ー 僕たちが生きている今の社会は多くの人の努力の上に成り立っているんですね。

 

『無名だから見ない』ってことって結構あるじゃないですか。

有名ブロガーの人のブログは読むけど、無名ブロガーのブログは読まないとか。

 

でも無名ブロガーでも、よく読んでみるとしっかりリサーチして書いてる人とかいますよね。

 

自分が興味を持って調べてみると、「これすごいな」「みんなに知ってほしいな」って思うことって結構あるはずなんですよ。

 

「有名だから」とかそういうものにとらわれずに、自分から興味を持って調べて、それが良いと思ったものを良いって思って欲しいですね。

 

僕のブログをきっかけとして、いろんなものに興味を持って関心を持つようになったとか、いろんなところにいって視野が広がった見方が変わったとかいう人が増えてくれたら嬉しいです。

 

インタビューを終えて

僕たちが何気なく生きているこの日本の世の中。

不平や不満はあるかもしれませんが、なんだかんだ快適に暮らすことができる環境に恵まれているはずです。

 

この社会を成り立たせているのは、先人たちが歴史に刻みつけた努力の積み重ね。

僕たちも昔の人たちに負けてはいられません。

 

せっかく繋いでくれたバトンを無下に扱っていいはずがない。

 

今の僕たちは多くの場所に行き、様々な人に出会い、いろいろなことを知ることができる。

僕たちは関心を持つこと、知ろうとすることにもっと貪欲になってもいいのかもしれません。

 

何かに悩んだら、何かに行き詰まったら、自分の知らない場所に行って、知らない人と出会ってみれば良い。

 

僕は今回、丹治さんとの出会いから、そういった想いを教わりました。

 

あなたも、たまにはいつもと違う場所に行ってみて、その歴史に触れてみてはいかがでしょうか?

 


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