無意識に周りに流されてない?プロホームレスが語る「自分にあった働き方」の重要性

あなたがいま学んでいるものや働いている場所は、本当に自分自身で考えて決めたものですか?

 

僕たちは、簡単に周りに流される生き物です。

少し気を抜くと、気づいたときには自分の意図しない道を歩んでるなんてことはザラです。

 

そして間違ったと気が付いても、すぐには引き返せないことが多いですよね。

 

そこで、今回は無意識的に流されていた自分を変え、自分の人生の舵を取り旅をするプロホームレスのさとし』さん(@insidesatoshi)にお話を伺ってきました。

 

さとし』
元理学療法士の旅するブロガー兼プロホームレス。ブログ「青い熱量。」では自身の経験を活かし、自分にあったワークスタイルについて情報発信を行っている。現在は家を持たずに全国を旅しながら活動中。

 

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「お金のためにガマン」不向きな仕事を選択してしまった結末とは

 

 ー 現在はどのようなことをメインに活動しているんですか?

 

ブログ運営と人生相談を含むコンサルティングをメインに活動してます。

あとは、11月から家を持たずに旅をしながらプロホームレスやってますね。

 

 ー では、今はフリーランスとして独立して活動していらっしゃるんですね。独立前は何をされていたんですか?

 

もともとは理学療法士として一度就職してました。

 

 ー 理学療法士かっこいいですね! 学生時代から理学療法士を志していたんですか?

 

最初は工学部の大学に入ったんですけど、「ここにいても先が見えないな」と思って、手に職を付けられる理学療法士の免許が取れる学校に編入して……

 

でも入ってみたら「めちゃくちゃ向いてないな」ってすぐに思っちゃいまして。

そんなふざけてたつもりもないし、舐めた感じの大学生してたつもりもなかったんですけど。

 

勉強もついていけなかったし、周囲に目を配らないといけない臨床の現場っていうのがことごとく向いてなかったんですよ。

 

すごいニコニコした笑顔で「周りの人はみんなできるのに、なんで岡崎くんはできないんでしょうねぇ?」って先生に言われたりとかしました。

 

 ー うわぁ……そ、それは怖いですね(汗)無事卒業はできたんですよね?

 

ちょっと下駄履かせてもらったんじゃないかなっていうくらいで、本当にギリギリ卒業できたような感じでしたね。

 

大学4年くらいのときは、食べても吐くし、1日飲むヨーグルトだけとかの生活が続いて、ひと月に5キロくらい減ったりとかしてたくらい辛かったので……

 

 ー それでも理学療法士として就職したと?

 

はい、「一度人生リセットしていちからやり直すぞ!」と思って就職しました。

 

けど、実際そんなすぐ変われるわけもないので、すぐに「お金のためにガマン」という感覚になってしまったんです。

就職先の病院もけっこうハードなところだったんですよ。

 

それで就職してからすぐに絶対やってはいけないような大きなミスをしてしまって……

当時はそのミスが相当こたえたんですよね。

 

「ここまでのミスを俺はしてしまうんだ」「じゃあ何もできないじゃん」っていう感じに落ち込んでました。

 

それまで色々なミスをやらかしてきて、「それだけはしたくないそれだけはしたくない」って思ってたのにやってしまったから……

 

そのことをきっかけに退職してしまいました。

 

 ー 失敗から自己嫌悪と自己不信に陥ってしまったと?

 

僕は自転車で買い物に行って、忘れるのが怖いからメモするんだけど、そのメモを忘れちゃうタイプなんですよね。

 

もしくはメモを書いて、メモの通りに買い物して帰ってきたら、自転車を忘れてきてるタイプ。

 

自分でもどうすれば治るのか分かんないんです。

一個のことに集中すると、もう一個のことができなくなるんですよ。

 

いまだになんでそんなミスをしてしまったのか自分でも信じられないくらいなんですけど……

 

とにかく広く浅く見るっていうのがものすごく苦手なので、臨床の現場では致命的だったんですよね。

この状態の自分を病院に持ち込むのはマズいと思ったし、自分自身も続けていくのがきつかったし……

 

そのあとは、すごい鬱みたいになっちゃって、しばらく抜け殻みたいになってました。

 

「1円でも良いから」非常勤のワークスタイルから独立を決意した理由とは

 

 ー 退職後はどうされたんですか?

 

しばらくはなんもしてない完全なニート状態でした。

 

それからちょっと元気になってきてフリーター状態になったあと、就職活動をしたんですけど、どこ行っても「理学療法士やってたのに、辞めてうちにくる必要あるの?」って言われて終わっちゃうんですよね。

 

だから結局最後は派遣とか非常勤みたいな感じで働いてました。

 

1年くらい経ってから「これ続けるのヤバいな」と思ったので、「じゃあ自分でなんかするしかねぇよな」って考えるようになっていったんですよね。

 

その頃、ちょうど堀江貴文さんの本とかを読んだりしてて、ふいに「独立するか」とか思っちゃったんです。

 

ちょっと起業スクールみたいなのに通って勉強して、「独立する!」って決めて後先考えずに就職先をやめちゃったんですよ。

 

 ー 独立してからはどのような活動をしたんですか?

 

独立って言ってるけど、いま思えばただ辞めただけなんですよ(笑)

でも、いざ活動してみたもののうまくいかず、貯金が底を尽きてしまって……

 

それから、自営業やってる父から「給料やるから手伝え」って言われて、父の事業所の従業員として働くことになったんです。

 

色々な業務があるし、お客さんとの距離が近い仕事だから、依頼主が直接僕に質問をしてきたりするので、このときは「働いてる」っていう実感が湧きましたね。

 

 ー だけど、そこにずっといようとは思わなかったんですよね?

 

そうですね。

ふいに「結局これって、いくら働いてもお客さんが父に払ったお金が分配されてるだけなんだ」「いままでは自分で稼いでるわけじゃなかったんだ」って思ってしまったんですよ。

 

このとき「会社員時代から感じていた地に足のつかない感覚は”自分で稼いでいなかったから”だったのか」って気付いたんです。

 

だから自分で1円でも良いから稼いでおかないと精神的にキツいと思って、「なんかしなきゃ!」って思ったんですけど……

 

「でもお金がない、スキルもない、何しよう」ってことで、色々調べたんです。

 

ホリエモンのYouTubeチャンネルで「イケダハヤト」っていう言葉が出てきてブログで稼いでる人がいるっていうのを知ったり、パワートラベラー阪口裕樹さんの本を読んでアフィリエイトを知ったりとかですね。

 

それから、アフィリエイトサイトを作ってみたんですけど、すぐに「これは続かん」って思ってブログに移行しました。

 

そこから頑張ってブログを書くことで収益を得ることに成功して今に至るっていう感じですね。

 

「無意識にベクトルがそこに向いてる」プロホームレスの働き方の根本にあるもの

 

 ー 素晴らしいですね! 現在ブログではどのようなことを発信しているんですか?

 

ただのノウハウならいろんな人が書いてるので、けっこう試行錯誤しながら運営してます。

ちなみに、ブログ開設当初は、出かけた先での情報とか、対人関係で悩んだから、そのときの自分なりの対処法とかみたいな雑記でした。

 

最近は家を持たずにブログで稼ぎながら旅してるので、それについて発信してますね。

 

 ー 家を持たないのって憧れます。でもずっと旅生活はしんどいという話を聞いたことがありますが、実際はどうなんですか?

 

生活自体は全然しんどくないですね。

これは慣れかなーって感じです。

 

ゲストハウスとかホステルとかを活用していて、寝るところはドミトリーですけど、カーテンくらいあれば全然お互い干渉しないし、違和感はないですね。

 

今は居心地良くて、ヘタなワンルーム借りるより居心地いいですよ。

 

 ー 素敵ですね! 今後は他にやってみようと思っている活動はなにかありますか?

 

スポーツで卓球をやってるんですけど、卓球をもう1回ガッツリやる時間を作りたいし、その相手を作りたいと思ってます。

 

何をするにも、どっかで無意識にベクトルがそこに向いてるんですよ。

 

働き方を考えて行動するときに、「これやって卓球できなくなっちゃうのイヤだなー」とか考えちゃいます(笑)

 

LCCであんまり高い料金取られたくないから、一番サイズの小さいスーツケースなんですけど、それに5日分の荷物と卓球用具を詰め込んでるくらいなので(笑)

 

 ー 好きな分野に注力するというのはフリーランスだからこそできることなのかもしれませんね。

 

ブログを書き続けて影響力が付けば、卓球場にアプローチできるんじゃないかなとかも考えてます。

 

ただ、これはたぶん時間かかるなって思ってるし、短期的に成果が出せるものでもないので、ジワジワやっていこうかなと思ってます。

 

インタビューを終えて

自分で納得して決めたつもりだった理学療法士への道が自分に向いていないことを知り、そこから自分に合った道を模索しながら努力したさとしさんからは学ぶべきものは多いですよね。

 

無意識的に流されて仕事をしているという人は、現在の日本の社会において少なくはありません。

 

特にその仕事が専門職だったりすると、世間の目が気になって辞められなかったり、まわりに相談できずに苦しんでいる人は多いようですね。

 

そのせいもあってか、さとしさんのLINE@には専門職の方から人生相談がよく舞い込んでくるとおっしゃっていました。

 

あなたもこれを機会に、一度自分が今やっていることが本当に自分に向いているのかを考えてみてください。

さとしさんに直接相談することで見えてくるものがあると思いますよ。