借金地獄からの心肺停止?3万人中1位の販売者となった笑えるセールスマンの笑えない誕生秘話

あなたは一度死んでから蘇ったとしたら、残りの人生をどう歩みますか?

死ぬ前と変わらず過ごす? それとも生き方を変える?

 

僕たちは無意識に「明日死ぬなんてあるわけない」と思って暮らしているんじゃないかなと思う今日このごろ。

「1日1日を大切に」とか「いつ死んでも悔いのない人生」とか言われても、頭では分かってるんだけど、やっぱりなんとなく過ごしてしまうことが多かったりしますよね。

 

そこで、実際に1回死んで蘇った経験を持ち、今を全力で楽しむ笑えるセールスマンの平手さんにお話を伺ってみました。

あ、”ひらで”さんじゃないて”ひらて”さんですよ?

 

笑えるセールスマン平手
個人で携帯ショップの店舗コンサルなどを手掛けながら、自らも現場で活躍するセールスマン。代理店で勤めていたときに販売者30000人中1位になった実績を持つ。ブログ「笑えるセールスマン」では、営業や販売スキルに関する情報発信を行っている。

 

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「わりとドン底の経験」やりたいことをやって貧乏になってしまった理由

 

 ー いま現在はどのようにして生計を立てていらっしゃるんですか?

 

個人で携帯屋さん専門の店舗コンサルとか販売研修とかをやってます。

それで別の収入の柱としてブログとかを使ったしくみを構築したいなと思って頑張ってるところですね。

もう独立して3年目くらい経ちます。

 

 ー かっこいいですね! ちなみに独立する前は何をしていたんですか?

 

もともと高卒で工場に就職したんです。

ぼくが高卒のときって、ちょうどバブルがはじけた直後くらいで、給料が手取りで13万円くらいだったんですよ。

 

まぁ僕もそのときは世の中のこと全然知らなかったから、そこで6年くらい頑張っちゃったんです。

 

でもバブルを経験したおじさんは仕事がたいしてできないのに、給料がぼくの倍以上あることとかに違和感は感じてたんですよね。

 

 ー あぁそれわかります。同じ仕事しててもバブル時代から勤めてる人の給料ってめちゃくちゃ高いですよね。

 

ですよね。

だから「それだったらやりたいことをやろう」と思って辞めてですね、アパレル販売の道に入りまして。

まぁでもアパレルも給料悪いじゃないですか。

 

やっぱり服買って着ないといけないですし……で、まぁまぁまぁまぁ貧乏のままやっててですね。

結構ノリで買っちゃうタイプだったんで、携帯代を払えないとか、スピード違反で罰金6万とか払えないみたいな(笑)

なかなか悲惨な感じだったんですけど……

 

ちなみに、そのときクレジットカード飛ばしちゃったこととかもあるんですけど、クレジットカード飛ばすと最終的にどうなるか知ってますか?

 

 ー そういわれてみれば聞いたことないですね。ど、どうなるんですか?

 

なんと裁判所に呼び出し食らうんですよ。

ちょっと面白くないですか?(笑)

 

 ー いやいやいやいや、それは笑えないやつです。

 

そうですか?

まぁそれで、それで夜中バーミヤンでバイトしながらWワークして、睡眠時間1日2時間っていう生活を1年間したりっていう、わりとドン底の経験をしまして。

 

で、最終的には身体を壊したんですよ。

 

「どうやら倒れて心肺停止になったみたい」バセドウ病で一度死んだ男の誕生秘話

 

青木さんは『バセドウ病』ってご存知ですか?

 

 ー いえ、名前を聞いたことがある程度です。

 

サッカーの本田圭佑とか、歌手の絢香がなったやつなんですけど、ぼくもそれになりまして。

 

で、どういう病気かっていいますと、たとえば今ぼくが青木さんとお話ししてますけど、身体の中は全力疾走してるっていう感じで代謝が良くなりすぎる病気なんですよ。

 

っていうことはどういうことかっていうと、めちゃくちゃ痩せるんですよ。

いまでこそふっくらしてるんですけども、当時はMAXで48kgくらいでしたね。

「なんか痩せたなー」みたいな感じで。

 

 ー 48kg!? 「痩せたな―」とかそういうレベルじゃないですよね?

 

当時そんな病気も知らないですし、自覚症状がないんですよ。

末期はどうなるかっていうとですね、コンビニで5分くらい立ち読みするのに肩で息しちゃって体力が持たないっていう感じです。

 

 ー それはしんどそうですね……

 

次どうなるかっていいますと、血液の流れが速すぎるんで心臓に負担がかかるわけですよね。

それで心臓がおっきくなったりするんですけど、それでもダメなので身体に水が溜まるんですよ。

痩せてるんですけど、身体の中に風船を入れてるくらいボコーっと膨らむんです。

 

そうなった状態で飲み会に行ったときに、友達から「お前それ絶対おかしいぞ」「病院にいますぐ行け」と言われまして……

 

 ー むしろそんなになるまで病院に行かなかったんですね(汗)

 

それで夜間救急の病院に行ったら、まさかの「すぐ入院してください」って言われたんですよ。

これは後日談なんですけど、そのとき何かの数値が致死量の60倍あったらしくて、いつ死んでもおかしくないくらいのレベルだったらしいんです。 

 

でも、「ちょっと今日いきなり入院は……明後日バーベキューあるから、明後日でもいいですか?」みたいな感じで断ったんですよ。

明後日入院するんでほんと勘弁してくださいみたいな(笑)楽しみだったんですっていって(笑)

 

 ー えええぇぇぇ!? いやいやいやダメでしょ! そこは素直にすぐ入院してくださいよ(汗)

 

ところが、そのころ身体に水が溜まりすぎて胃が圧迫されて、あんまりご飯食べれなかったんですよ。

だから結局食べれないし飲めないから楽しめなかったんですけど……

 

それで、そのとき言ってた『明後日の日』に病院に行きまして、入院の手続きしてるぐらいから記憶がないんですよね。

 

どうやら倒れて心肺停止になったみたいで。

AEDってあるじゃないですか? あれで生き返りましたね。

 

なかなか面白くないですか?(笑)

 

 ー 心肺停止……それは完全に笑えないやつ。

 

いやいやいやいや、これ笑い話ですよ今となっては。

 

ちなみになんですけど、『三途の川』ってよくあるって言うじゃないですか?

あれね……ないっすよ(笑)

1回死んだぼくが言うんだから間違いないです(笑)

 

 ー (爆笑)それは説得力MAXですね(笑)ちなみに目が覚めるまではどのくらいかかったんですか?

 

1週間意識がなかったみたいですね。

そのとき、さすがにぼくの親も友達に電話とかかけてたみたいなんですけど、それもタイミング悪くてですね……

 

実家が岐阜で岐阜県に住んでたんですけど、岐阜県の大きな花火大会がありまして。

その日に電話しちゃったみたいなんですよ。

 

そのせいで友達カップルがテンション下がって花火から帰るっていう……

 

 ー そりゃあ友達が心肺停止になったっていうのを聞いちゃったら花火を楽しんでらんないですよね。

 

そうなんですよね。

 

「死ぬこと以外はかすり傷」どん底のバイト生活から這い上がった男の頭の中

 

 ー 目覚めたときはどんな状態だったんですか?

 

えーっとですね……夢と現実の境目がない感じです。

自分のことを黒夢の清春だと思い込んでて、「ライブに行かなきゃならん」とかを口走ったりしてたらしいですね。
※黒夢:1991年に岐阜県で結成されたヴィジュアル系ロックバンド。

 

自分が病院にいるって認識したのは結構あとになってからだったと思いますね。

 

 ー 黒夢の清春ですか。本当に夢と現実が一緒になってたんですね。

 

それで、心肺停止するとですね、筋力がゼロになるんですよ。

頭では分かってても寝返りが打てないし、ご飯も箸とかスプーンですくう動作できなくて、ボロボロこぼしまくったりしてましたね。

 

それで歩くところからリハビリを始めて、3ヶ月入院してました。

 

 ー 歩くところからリハビリですか……かなりキツそうですね。

 

で、これもちょっと余談なんですけど、本田圭佑ってちょっと目がギョロっとしてるじゃないですか?

あれってバセドウ病の薬の副作用で眼球突出があるからなんですよ。

 

ぼく目が細いというか、自称『切れ長』で目がシュッてしてるんですね?

だからちょっと期待するじゃないですか。

 

でもぼくあれがまったくなくて……つぶらな瞳のままっていうね……

ちょっとだけ残念な気持ちになりましたね……

 

 ー そ、それはお気の毒に……

 

それから、無職無収入無貯金がリハビリを含めて1年ちょっとくらい続いたんですよ。

 

結局ぼく資格とかも何もないんで、工場とか肉体系は状況も状況なのでキツいじゃないですか?

 

だから日雇いのバイトをメインであまり力を使わないような仕事をしながら、どうにか生活してましたね。

コンビニのお好み焼きに青のりをかけまくる仕事とか。

 

 ー リハビリしていながらの状態でも働いていたんですか?

 

だって生活できないじゃないですか?

だから、そのときにぼくお金に対する執着がすごい強くなったんですよ。

 

貯金はないけど、結局生きてるだけで税金って必要になるわけじゃないですか?

それが罰金って捉え方になるくらいひねくれちゃったんですよ。

 

だから「ぜってぇ金持ちになる」っていう想いがそこで強くなりました。

あとは一回死んでるわけなので、死ぬこと以外はかすり傷っていう風に思うようになりましたね。

 

 ー なんかその精神かっこいいですね! その後は就職されたんですか?

 

携帯とか全然詳しくないし興味もなかったんですけど、携帯屋さんになりました。

っていうか今もそんなに興味ないんですけど(笑)

 

まぁでもそこでめちゃくちゃ頑張ったんですよ。

僕はソフトバンクだったんですけど、ドコモとかauみたいなキャリアすべて含めた販売者の中で全国3万人中1位になったことがあったりとかしました。

 

 ー 3万人中1位!? めっちゃすごいですね(驚)

 

めっちゃ頑張ったんですよ。

それで、働いてた代理店の社長に対して疑問も抱くことも多かったっていうのもあったんで、そこら辺の実績を引っさげて「じゃあ独立しよう」と思って今に至ります。

 

「情報弱者だった」150万円の高額塾から学んだものとは

 

 ー じゃあ独立したのは明確にやりたいがあったというわけではないんですか?

 

まぁなんかやりたくて独立したっていうよりは、自由にやりたかったっていうところが大きいですね。

そのとき本当勢いだけで独立したんで、最初の1ヶ月ちょっとやべぇなって思いましたもん(笑)

でもまぁなんとかなるもんですよ。

 

 ー じゃあ独立して正解だったということですね?

 

そうですね。結局サラリーマン時代から比べると収入も倍くらいになりましたしね。

 

今はひとりでやってるんですけど、実は従業員を雇ってた時期もあるんですよ。

でも、他と比較すると結構な額の給料あげたはずなんですけど文句は言ってくるのもので、あんまりうまくいかなくてですね。

 

それで、従業員を雇わずに収入を増やすにはどうすればいいかって考えたところ、「ネットで稼ぐ」っていうところに行き着いたんです。

 

 ー 独立してネットでの集客に着目したと。

 

それで、1回ぞくに言うところの”高額塾”に入ってしまったんですよ。

150万円しました。

 

 ー 150万円!? それは効果があったんですか?

 

いえ、1円も稼げなかったというオチですね(笑)

 

そのとき、ブログももちろんやったことないし、アフィリエイトっていう言葉も聞いたことないようなレベルの情報弱者だったんですよ。

だから、パソコンのこと教えてくれるし、こんなもんなのかなって感じで「まぁいっか」っていう(笑)

 

 ー お話を伺っていると、平手さんはけっこう勢いで物事をすすめてしまうタイプですよね……(笑)

 

そうなんですよね。

で、そういう中身のない高額塾とかクソだと思ってから、個人コンサルとかも始めました。

まぁよくある副業コンサルですね。そっちの方はまだまだですけども。

 

「おまけの人生みたいなもん」笑えるセールスマンが伝えたい想い

 

 ー 今後はどのように活動を進めていくつもりなんですか?

 

ぼくは資格もなにもないんですけども、販売スキルとかコミュ力は高いと思うんですよ。

だからそういうのに困ってる人って多いと思うので、「コミュ力教えられる人になれればいいな」っていうのが本当の想いですね。

 

販売とか営業ってイケメンとか女の子が超絶有利なんですよ。

ぼく自分でいうのもなんですけど、顔面偏差値が高くないんです。

 

それでも一番になったっていうのは、最終的には見た目じゃないっていうところを伝えたいですね。

 

 ー 販売にかかわるスキルを伝えていくというのはかなり魅力的ですね!

 

ぼくもアパレル販売のときに「なんで売れねぇんだろう」って悩んだ時期もあったんですけど、やっぱり売れるようになると仕事が楽しくなるんですよね。

 

言い方悪いんですけど、自分の手のひらで転がしてるっていう感覚がものすごくあるんですよ。

そういうのを知れば絶対楽しくなると思うんですよね。

 

そして売るスキルって最終的に人間力で売れるっていうところがあるので、やっぱりコミュニケーションスキルっていうのはすごい重要だと思うんですよ。

 

 ー 僕もインターネットが普及した今だからこそ、コミュニケーションスキルを教えてくれる人材というのは貴重だと思いますね。

 

ぼくがこのインタビュー企画に応募した理由でもあるんですけども……

青木さんは既に何人かインタビューされてると思うんですが、けっこう人とのつながりって大事だなって思いません?

 

 ー それは最近とくにヒシヒシと感じてますね。

 

ぼくもそれすっごい思ってまして、つながるチャンスだと思って応募したんですよ。

 

というもの、ぼく今の仕事始めてからほぼ自分で営業かけてないんですよ。

ソフトバンクの人から仕事が回ってきたり、代理店が違う代理店紹介してくれたりとかですね。

 

だから、けっこう人の繋がりで生かされてるっていう感覚がすごいあってですね。

 

いきなり真面目な話しちゃいましたけど(笑)

 

 ー では、今後はコミュ力と人とのつながりの重要性について発信していくということですね。

 

あと、ぼく携帯屋さんなんで、オンライン携帯教室的なのをちょっとやってみたいなと思ってます。

ショップで教えてくれないことってたくさんあるんですよね。

 

たとえば、LINEの使い方とかアプリ系のこととかiPhoneの使い方とか。

 

それが分かんない人にスマホを使うときのノウハウを提供しようかなとか考えてますね。

 

 ー それめっちゃいいですね! 今後そういった活動をしていく中で平手さんの中で最終的に目指しているのはどういったことなんですか?

 

ぼく今なんのために生きてるかっていいますと、「女をいっぱい抱きたい」「お金が圧倒的に欲しい」の2点だけで生きてます。

 

 ー すがすがしいほどにキッパリいいましたね。

 

もう欲望のままに……

30歳のときに1回ぼくの人生終わってるわけなので、おまけの人生みたいなもんだし、自由に生きれれば嬉しいじゃないですか。

 

そんなやりたいことだらけのおちゃめな38歳です。

 

インタビューを終えて

平手さんと実際にお話させてもらって、「この人は本気で人生を楽しもうとしてるんだな」というのがバシバシ伝わってきました。

 

僕たちも1回死んだくらいの気持ちで生きてみると、また違った世界が見えてくるかもしれませんね。

 

そしてなにより平手さんから見習うべきなのはハングリー精神かなと思います。

 

「女をいっぱい抱きたい」とか思ってても、口に出せないでいる人がほとんどだと思うんですが、それを口にできてしまうくらいに欲望に忠実。

 

いや、ほんと冗談抜きにかっこいいなと思いました。

 

正直、いままでのインタビューの中で一番爆笑したインタビューだったなと思うくらいのコミュ力の持ち主でした。

 

トークスキルなどのコミュ力を磨きたいというあなたは、ぜひ平手さんのブログを覗いてみてくださいね。