公務員の将来性に対する不安が広がる理由と対策について

公務員は安定していると思いますか?

僕は元々陸上自衛隊の自衛官でした。

この時点で分かると思いますが、『安定』と呼ばれている公務員という立場を自ら捨てる人がいるということです。

周りからは「なんで辞めたの?」とか「もったいない」とよく言われます。

でも僕は微塵も後悔していません。

なぜなら、公務員として生きていて安定を感じなかったからです。

 

『自主退職』という言葉を知っていますか?

「公務員はクビにならない」と言っている人が結構います。

でも僕の先輩に『自主退職』を上司からチクチクと促され、妻子を持ちながらも辞めていった人がいました。

 

長期間成果を上げられなかったり、大きな問題を犯した場合は、公務員であっても処分されるということです。

確かに表面上はクビではありませんが、上司から「そろそろ次の仕事考えた方が良いんじゃないのか?」なんて毎日のように言われたら辞めざるを得ませんよね。

つまり、実質上公務員はクビになる可能性が十分にあるということです。

 

ということで、今回はこのように公務員に不安を感じる理由と、今後公務員として働いていく場合の対策について考えてみましょう。

 

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公務員に対する不安の要因

 

命令への絶対服従

公務員になると憲法に追加して、公務員法という法で縛られることになります。

特に服務に関する事項については、デメリットが多いです。

その1つであるのが、上司の命令に対する絶対服従という内容です。

 

    第七節 服務

(服務の根本基準)
第九十八条  職員は、その職務を遂行するについて、法令に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。
○2  職員は、政府が代表する使用者としての公衆に対して同盟罷業、その他の争議行為をなし、又は政府の活動能率を低下させる怠業的行為をしてはならない。又、何人も、このような違法な行為を企て、又はその遂行を共謀し、そそのかし、若しくはあおつてはならない。
○3  職員で同盟罷業その他前項の規定に違反する行為をした者は、その行為の開始とともに、国に対し、法令に基いて保有する任命又は雇用上の権利をもつて、対抗することができない。

 

難しい言葉で書いてますが、つまり要約すると「仕事上の命令には絶対従え」「ストライキ禁止」「サボタージュ禁止」ってことですね。

ダメな上司だろうが、その人の命令がどんなにおかしいものだろうが、それが仕事に関係のあるものであれば従わなければなりません。

もちろん「ジュース買ってこい」みたいな仕事に関係のない命令には公務員法から考えると従う必要はありません。

とはいえ、これはつまり、おかしいものをおかしいということが許されない世界だということです。

 

この公務員法のおかげで、職場の環境や公務員たちのやる気が上がるということはほぼないと言って良いでしょう。

そして、出る杭は打たれる世界なので、いままでと違うことをやってみようとする動きが全くありません。

こうして昔のままのやり方を維持していくため、進歩がなく、古いノウハウを使い続けるので、成長できない環境となってしまいがちです。

 

副業の禁止

これは結構有名かと思いますが、公務員は副業を禁止されています

これは僕自身の経験なのですが、収入を得ていなかったとしても、営利目的で活動しているとみなされて注意を受けることもあります。

    第七節 服務

(私企業からの隔離)
第百三条  職員は、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下営利企業という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、又は自ら営利企業を営んではならない。
○2  前項の規定は、人事院規則の定めるところにより、所轄庁の長の申出により人事院の承認を得た場合には、これを適用しない。
○3  営利企業について、株式所有の関係その他の関係により、当該企業の経営に参加し得る地位にある職員に対し、人事院は、人事院規則の定めるところにより、株式所有の関係その他の関係について報告を徴することができる。
○4  人事院は、人事院規則の定めるところにより、前項の報告に基き、企業に対する関係の全部又は一部の存続が、その職員の職務遂行上適当でないと認めるときは、その旨を当該職員に通知することができる。
○5  前項の通知を受けた職員は、その通知の内容について不服があるときは、その通知を受領した日の翌日から起算して三月以内に、人事院に審査請求をすることができる。
○6  第九十条第三項並びに第九十一条第二項及び第三項の規定は前項の審査請求のあつた場合について、第九十二条の二の規定は第四項の通知の取消しの訴えについて、それぞれ準用する。
○7  第五項の審査請求をしなかつた職員及び人事院が同項の審査請求について調査した結果、通知の内容が正当であると裁決された職員は、人事院規則の定めるところにより、人事院規則の定める期間内に、その企業に対する関係の全部若しくは一部を絶つか、又はその官職を退かなければならない。

 

「バレずに副業する」とか「公務員が合法的にできる副業」みたいなことを書いている記事がありますが、結果的に上司の承認を得なければできませんし、原則としては副業は禁止です。

もし承認を得られたとしても、副業として許可されているのは株や不動産だけのようですね。

結果的に実質副業はできないと思ったほうが良いでしょう。

 

行動への責任

公務員の給料は国民からの税金から支払われているとよくいわれます。

実際にはそういうわけではないのですが、人件費の支払いを税金で対応しているという部分は少なからずあるでしょう。

なので、定時で帰り、休暇の多い公務員はよく『給料泥棒』などと呼ばれることがあります。

 

こういった背景から、公務員は少しでもミスをすれば、何かと世間からの攻撃を受けやすいです。

一般企業では取り上げられないようなちょっとした内容でも、公務員であるというだけでニュースにされて叩かれるというケースも少なくありません。

(信用失墜行為の禁止)
第九十九条  職員は、その官職の信用を傷つけ、又は官職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。

公務員である限り、個人ではなく公務員の一人として生きていくことになります。

少しでもハメを外してしまえば、一般企業では許される内容でも重い処分を科せられる可能性もゼロではありません

 

不自由な配属先

試験に受かっても、基本的に配属先を選ぶことはできません。

希望は出せますが、ほぼ考慮されていないと考えて良いでしょう。

 

近くにコンビニすらもないド田舎に飛ばされて、知り合いもまったくいないので、休日はパチンコに行くくらいしか娯楽がないと言っている同期もいました。

そうなったら、休日まで仕事に奪われているようなものですよね。

 

休日が次の仕事までに身体を休める日になりかねません。

僕は個人的に休日はプライベートであるべきだと思います。

僕たちは仕事するために仕事しているわけではありません。

 

生きるために仕事をしているのであって、生きる=仕事ではないはずです。

どんなに安定した収入があっても、近くに友人も恋人も家族もいない生活は寂しいですよね。

 

「どこに飛ばされるか分からない」というのは、怖いですよね。

しかし、その人生の一部を決めてしまう自分の住む場所が組織の都合で勝手に決められてしまうのが公務員です。

 

大差のない成果報酬

下っ端公務員をやってるうちは、努力が報酬として評価されることはほぼないと思って良いです。

個人で数百万単位のお金を稼ぐ人が増えている今の時代の動きとは真逆の世界です。

 

成果がボーナスに反映されたりはしますが、微々たるものです。

ボーナスの判定が「S」でも、「B」の人と大差はありません。

 

公務員の世界は、コツコツと影で努力している人が報われず、大したことしてないのに「俺、頑張ってますよ!」アピールをガンガンしている人が出世していく世界です。

もしあなたが人並み以上に仕事ができる人間であった場合、頑張って仕事をしていても、ほぼ何もしないでボーッとしているような人と同じ給料であることに憤りを覚えてしまうでしょう。

 

能力の高い人は仕事が増え、能力の低い人は仕事が減るんです。

そして給料には大差がない

こんな環境の中で真面目に頑張ろうとする人がいるというのが驚きですが、もちろん僕は頑張れませんでした。

怒られない程度に無難にこなすのみです。

こういった理由から、自分の力を出し切れず、「もっとやりがいのある仕事がしたい」と言って辞めていった同期や後輩がいました。

 

公務員に『やりがい』を求めるのは難しいと思った方がいいでしょう。

 

公務員として将来性のある生き方をする方法とは

 

公務員は充実した福利厚生や生活に困らない程度の給料、そして一般企業と比較すると多めに設定された休暇というメリットを持ちながらも、前述した通りのデメリットが多いです。

だからといって、「公務員は絶対やるな!」と言っているわけではありません。

元公務員としては、中途半端な会社にだらだら居座るくらいなら、公務員になった方が絶対良いです。

 

とはいえ、公務員には縛りが多く、副業ができないという特性から、勤務先や人間関係の悪化などの理由から仕事を辞めるとなると、一気に収入がゼロになってしまう可能性があります。

公務員には雇用保険がありませんからね。

辞めてから頼れるのは自分の貯金だけです。

 

とはいえ、公務員として働きながらも副業として利益を得なければできることはたくさんあります。

もし辞めることになった場合の保険として、今からでも活動していくことをオススメします。

 

インプット

まずは自分の興味のある分野の基礎知識を身に付けておきましょう。

これは公務員としての職務と全く関係のない分野でも構いません。

とはいえ、IT系のスキルや知識、語学などは公務員として勤務しながらも役に立つとは思います。

仕事のための知識以外に、なにかしらの勉強はしてください。

 

それが一番の保険になります。

特にIT系のノウハウはオススメです。

各ツールの使い方やHTMLの基本、基礎的な画像、音声、動画の編集方法程度は理解しておくと良いでしょう。

 

職場の仕事内容にとらわれず、個人としての勉強を継続することが大切です。

ちなみに転職のための勉強ではなく、個人として活動するための勉強をしてください。

転職のために勉強しても、その分野への転職がうまくいかない可能性があります。

それなら個人で収入を得ることを考えて勉強してべきだと思います。

 

ブログ運営

利益を得ない』ということと、『立場を明確にしない』というルールの元で、ブログを運営することをオススメします。

ブログ運営によって、知名度や信頼度を上げ、人を集めておくことによって、あなたが仕事を辞めたあとでそこに現金化するコンテンツを投入することによって、すぐに収入が得られるようになります。

いざとなったら収益化できる状態まで育てておくのがベストです。

もちろんこれは簡単ではありませんが、公務員はブラック企業と呼ばれている一般企業と比較すると(部署にもよりますが)時間があるはずです。

 

ブログは地道に続けることで、あなたの不安を払拭する一番の武器になるでしょう。

あなたが多くの人に価値を与えている人間になれれば、公務員としての仕事がなくなっても食いっぱぐれることはありません。

どんどんアウトプットすることを心掛けましょう。

 

さいごに

公務員としての仕事に将来性に不安を抱くのは、今の日本や世界の状況を見ると仕方がありません。

しかし、公務員のデメリットを理解し、メリットを活かしつつ、対策を練っていればかなり安定した仕事と言えるでしょう。

公務員の将来性を考えるよりも、今は公務員としてあなた自身どう生きていくのかが問われる時代です。

僕は公務員である自衛官だったことを誇りに思っていますし、多くのものを得ることができました。

 

これからは仕事のせいにせず、自分の立ち回り方を常に考えるようにしていきましょう。

「いまから公務員になるのは間違い」とかは絶対にないので、どうしていくのかをよく考えてみてくださいね。

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アオ

公務員という立場を捨てて、会社に雇われずに生きていく力を身に付けるためにブログやライブ配信などで情報発信活動をしています。基本面倒くさがり屋ですが、やるときはやります。素直な人間が好きだし、自分も素直に生きていきたいと思ってます。

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